アーネスト博士の秘蔵標本7[アダマンタイト]








アーネスト博士の秘蔵標本7[アダマンタイト]
¥3,880
SOLD OUT
妖精界のケットシーの国におつかいに行っていたロカと、その案内役を務めたアーネスト博士。
製作所に戻った二人をエントランスで迎えたのは、所長のノアだった。
「おかえりなさい!
ロカさん、おつかいありがとう」
シルクハットを外したロカの頭を、ノアが優しく撫でた。
喉をゴロゴロと鳴らす彼の尻尾は、先の方だけが左右にゆっくり揺れている。
ご機嫌な証拠だ。
その様子を見て、苦笑いする博士。
「私の時はあんなに嫌がったのに………(^-^;」
ロカを撫で終えたノアが、博士の方に向き直る。
「博士も、付き添いありがとうございました。
とても助かります」
「どういたしましてo(^o^)o」
ハグをしてこようとする博士を、ノアは慣れた具合にサッとかわす。
「………ところで、イーユンはいるのかね?」
「裏庭にいますよ。
ハーブの手入れをしています」
と、ノアが不思議そうに、博士の周囲をキョロキョロと見回した。
「今日は、シルフの力を借りていないようですけど………
どうやって帰ってきたんですか?」
「あぁ、実はだな『所長!
この[エイセキ]って石が道標になったんです。
緑に光って、ホントにキレイだった』
ノアの質問に、博士を押しのけて答えたロカが、博士の胸元から下がる緑色の石を指差した。
彼は珍しく楽しそうだ。
そんなロカの様子に、ノアも嬉しそうに微笑む。
「ロカさん、いいものが見れたね(^^)
私も見てみたかったなぁ。
ちなみに博士、もう一つの方は………?」
ノアの言う「もう一つ」とは、博士が瑩石と共に首から下げている、もう一つの石の事だ。
「ん?あぁ、これか。
これは【アダマンタイト】という石だよ」
「アダマンタイト………
聞いた事があります」
ノアの一言に、彼はうんうんと頷く。
「きっと、伝承などで伝えられている石の名だからだろう。
このアダマンタイトは、人間界では架空の石だが、妖精界には実在するものでな。
すべての石の中で最高硬度を誇る事から、妖精界で【旅人のお守り石】として知られている」
博士が身振り手振りを付けて話す度、その石が揺れて光を反射し、彼の胸元で、不思議な光彩を放ち輝く。
そんなアダマンタイトを、ウットリとした瞳で見つめるノア。
「妖精界は、不思議な石の宝庫ですね。
はぁ……
鉱石好きには、たまりません……」
「はは、君は本当に鉱石が好きだな。
この石の化学組式は現在研究中なのだが……」
二人がマニアックな会話を始めたのをよそに、ロカが瑩石とアダマンタイトを交互に見やり、首を傾げて問う。
「それも誰かから貰ったのか?」
「あぁ。
妖精王からの贈り物だよ。
もしかすると、無茶苦茶する私の身を、案じてくれての事かもしれんな~(о´∀`о)」
「「………………………」」
的を得ているだけに、ノアとロカは返す言葉もなく―
ただ苦笑いを浮かべるのだった。
...................................................................................
■サイズ■
【アダマンタイト】縦2.7㎝・横1.2㎝
・角がソフトなランダムカットの形状です。
【ネックレス(スエード紐/ブラック)※アジャスターを除く】
52㎝(短い方)/60㎝(長い方)
・ネックレスは、お好きな長さに手直し可能です。
ご希望の長さがございましたら、備考欄にてお知らせ下さい。
また、ダブルネックレスでは無く、紐が一本の通常のネックレスにも変更可能です。
【アジャスター】5㎝
...................................................................................
【※注意点等※】
・作品を末永くお楽しみいただけるよう、カボション(透明なドーム部分)には、高硬度(傷が付きづらい)・超難黄変(経年劣化による黄ばみがほぼ発生しない)・耐熱約100℃・人体に無害なVOCフリー(FDAの認定と日本の食品衛生法適合の唯一のエポキシレジン)【エポキシ樹脂[フローレスレジン]】を使用しております。
※内部の一部のみ、経年劣化による黄ばみがほぼ発生しない【月の雫レジン】を使用しております。
・ご注文頂いた際、作品に納品書及び領収書は同封しておりません。
御入り用の場合、備考欄に【領収書希望】とご記入願います。
・こちらの作品は、ご注文後5日以内に発送予定です。
製作所に戻った二人をエントランスで迎えたのは、所長のノアだった。
「おかえりなさい!
ロカさん、おつかいありがとう」
シルクハットを外したロカの頭を、ノアが優しく撫でた。
喉をゴロゴロと鳴らす彼の尻尾は、先の方だけが左右にゆっくり揺れている。
ご機嫌な証拠だ。
その様子を見て、苦笑いする博士。
「私の時はあんなに嫌がったのに………(^-^;」
ロカを撫で終えたノアが、博士の方に向き直る。
「博士も、付き添いありがとうございました。
とても助かります」
「どういたしましてo(^o^)o」
ハグをしてこようとする博士を、ノアは慣れた具合にサッとかわす。
「………ところで、イーユンはいるのかね?」
「裏庭にいますよ。
ハーブの手入れをしています」
と、ノアが不思議そうに、博士の周囲をキョロキョロと見回した。
「今日は、シルフの力を借りていないようですけど………
どうやって帰ってきたんですか?」
「あぁ、実はだな『所長!
この[エイセキ]って石が道標になったんです。
緑に光って、ホントにキレイだった』
ノアの質問に、博士を押しのけて答えたロカが、博士の胸元から下がる緑色の石を指差した。
彼は珍しく楽しそうだ。
そんなロカの様子に、ノアも嬉しそうに微笑む。
「ロカさん、いいものが見れたね(^^)
私も見てみたかったなぁ。
ちなみに博士、もう一つの方は………?」
ノアの言う「もう一つ」とは、博士が瑩石と共に首から下げている、もう一つの石の事だ。
「ん?あぁ、これか。
これは【アダマンタイト】という石だよ」
「アダマンタイト………
聞いた事があります」
ノアの一言に、彼はうんうんと頷く。
「きっと、伝承などで伝えられている石の名だからだろう。
このアダマンタイトは、人間界では架空の石だが、妖精界には実在するものでな。
すべての石の中で最高硬度を誇る事から、妖精界で【旅人のお守り石】として知られている」
博士が身振り手振りを付けて話す度、その石が揺れて光を反射し、彼の胸元で、不思議な光彩を放ち輝く。
そんなアダマンタイトを、ウットリとした瞳で見つめるノア。
「妖精界は、不思議な石の宝庫ですね。
はぁ……
鉱石好きには、たまりません……」
「はは、君は本当に鉱石が好きだな。
この石の化学組式は現在研究中なのだが……」
二人がマニアックな会話を始めたのをよそに、ロカが瑩石とアダマンタイトを交互に見やり、首を傾げて問う。
「それも誰かから貰ったのか?」
「あぁ。
妖精王からの贈り物だよ。
もしかすると、無茶苦茶する私の身を、案じてくれての事かもしれんな~(о´∀`о)」
「「………………………」」
的を得ているだけに、ノアとロカは返す言葉もなく―
ただ苦笑いを浮かべるのだった。
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■サイズ■
【アダマンタイト】縦2.7㎝・横1.2㎝
・角がソフトなランダムカットの形状です。
【ネックレス(スエード紐/ブラック)※アジャスターを除く】
52㎝(短い方)/60㎝(長い方)
・ネックレスは、お好きな長さに手直し可能です。
ご希望の長さがございましたら、備考欄にてお知らせ下さい。
また、ダブルネックレスでは無く、紐が一本の通常のネックレスにも変更可能です。
【アジャスター】5㎝
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【※注意点等※】
・作品を末永くお楽しみいただけるよう、カボション(透明なドーム部分)には、高硬度(傷が付きづらい)・超難黄変(経年劣化による黄ばみがほぼ発生しない)・耐熱約100℃・人体に無害なVOCフリー(FDAの認定と日本の食品衛生法適合の唯一のエポキシレジン)【エポキシ樹脂[フローレスレジン]】を使用しております。
※内部の一部のみ、経年劣化による黄ばみがほぼ発生しない【月の雫レジン】を使用しております。
・ご注文頂いた際、作品に納品書及び領収書は同封しておりません。
御入り用の場合、備考欄に【領収書希望】とご記入願います。
・こちらの作品は、ご注文後5日以内に発送予定です。