アーネスト博士の(?)秘蔵標本8[シリウスA鉱石]













アーネスト博士の(?)秘蔵標本8[シリウスA鉱石]
¥4,150
SOLD OUT
カラッと晴れたその日。
所長のノア、助手のイーユンとロカは、3人総出で製作所のエントランスを掃除中。
チリリン……と、ドアベルが鳴り、玄関の扉が開いた。
「諸君、ごきげんよう!」
「あ、博士、こんにちは……?」
いつも通りの元気な博士だが―
隣には、金髪で白衣を羽織った、見知らぬ青年を連れている。
「博士、そちらの方は?」
ノアの問いに博士はニッと笑い、その青年の肩に腕を回した。
「彼はヒューゴ君。
私が勤めている大学の生徒でな。
訳あって、今は私の助手をしてくれているのだよ(^-^)/」
『『『………………えーーーっ!!!?』』』
揃えて大声を上げた製作所の三人。
まさか、自由人の代表のような博士が大学に勤めているなどとは、思いもしなかったのだ。
「博士……働いてたんですか!?」
「何だ、私が働いていたらいけないのかね」
「いえ、そういう訳じゃ……」
彼の意外な一面に驚くノアの視線が、なぜかヒューゴの胸元で止まり―
そこをじっと凝視したまま、目を輝かせ、彼に歩み寄る。
「この鉱石は……?
エメラルド……みたいですが、ちょっと違う」
ノアが凝視していたのは、ヒューゴが首から下げている硝子管ペンダントの中の、緑色の鉱石。
「六方晶系のようだけど、条線が全くないですね……ベリル族かな?」と、ノアが少しマニアックな事を言う横で、その鉱石を見たアーネスト博士が、目を見開いて大声を上げた。
「ヒューゴ君っ!!
それは持ち出し禁止だろう!」
「えっ……そうでしたっけ」
そのやりとりを心配そうに見つめるノアとは裏腹に、当のヒューゴは平然としている。
「……博士がそんなに言うという事は、それは、とても貴重な物なんですね」
何となく気まずい雰囲気を察したノアが、咄嗟に話を逸らす。
ヒューゴに呆れていた博士は、彼から視線を外し、いつもの笑顔をノアに向けた。
「そうなのだよ。
これは、シリウスA鉱石といって、地球外から持ち込まれたものだ」
「ち、地球外の鉱石ですか!?」
更に目を輝かせて、鉱石を凝視するノア。
「あぁ。それ故、滅多に手に入らなくてな。
これは、私とヒューゴ君が所属する極秘研究機関―
裏研究所の、数少ない貴重なサンプルなのだよ」
「裏研究所………それも初耳です」
驚きっぱなしの製作所の三人に、博士は少し申し訳なさそうに笑いかけ、鉱石を見つめた。
「この鉱石は、いずれノアたちを裏研究所に呼んで見せる予定だったのだ」
と、それを聞いたヒューゴの顔が、パッと明るくなった。
「あ、じゃあ手間が省けて良かったっスね」
「…………(^-^;」
ヒューゴの激ポジティブ具合に、さすがの博士もタジタジだ。
「せっかくだから、ノアさんにあげちゃったら良くないスか?」
「良くない!!」
「え~、教授のケチ~っ」
「ケチとかそういう問題では無いっ!!」
二人のおかしなやりとりに、笑いをこらえるのに必死な製作所の三人であった。
...................................................................................
■サイズ■
[ガラス瓶(※上下の金具を含む)]/縦 4.3㎝・直径 約1.7㎝
[チェーンの長さ]/70㎝
・70~50㎝の間でお好きな長さに変更可能です。
変更をご希望の場合、備考欄に「チェーン○○㎝」とご記入下さい。
・チェーンをスエード紐(カラー/ブラック、ダークブラウンのいずれか)に変更可能です。
その場合も、備考欄にご希望の長さ・カラーをご記入下さい。
(備考欄へのご記入例/「スエード紐70㎝(ブラック)」)
※長さが70㎝の場合は、長さ調節が可能なメタルビーズ(メタルビーズを無しにすることもできます)、40~60㎝の場合の金具は引き輪になります。(写真をご参照下さい)
..................................................................................
【※注意点等※】
・ガラス瓶ですので、強い力が加わったり落とされると破損する恐れがございます。
ご注意下さい。
・ご不明な点等ございましたら、どうぞお気軽にご連絡下さい。
・こちらの作品は、ご注文後5日以内に発送予定です。
所長のノア、助手のイーユンとロカは、3人総出で製作所のエントランスを掃除中。
チリリン……と、ドアベルが鳴り、玄関の扉が開いた。
「諸君、ごきげんよう!」
「あ、博士、こんにちは……?」
いつも通りの元気な博士だが―
隣には、金髪で白衣を羽織った、見知らぬ青年を連れている。
「博士、そちらの方は?」
ノアの問いに博士はニッと笑い、その青年の肩に腕を回した。
「彼はヒューゴ君。
私が勤めている大学の生徒でな。
訳あって、今は私の助手をしてくれているのだよ(^-^)/」
『『『………………えーーーっ!!!?』』』
揃えて大声を上げた製作所の三人。
まさか、自由人の代表のような博士が大学に勤めているなどとは、思いもしなかったのだ。
「博士……働いてたんですか!?」
「何だ、私が働いていたらいけないのかね」
「いえ、そういう訳じゃ……」
彼の意外な一面に驚くノアの視線が、なぜかヒューゴの胸元で止まり―
そこをじっと凝視したまま、目を輝かせ、彼に歩み寄る。
「この鉱石は……?
エメラルド……みたいですが、ちょっと違う」
ノアが凝視していたのは、ヒューゴが首から下げている硝子管ペンダントの中の、緑色の鉱石。
「六方晶系のようだけど、条線が全くないですね……ベリル族かな?」と、ノアが少しマニアックな事を言う横で、その鉱石を見たアーネスト博士が、目を見開いて大声を上げた。
「ヒューゴ君っ!!
それは持ち出し禁止だろう!」
「えっ……そうでしたっけ」
そのやりとりを心配そうに見つめるノアとは裏腹に、当のヒューゴは平然としている。
「……博士がそんなに言うという事は、それは、とても貴重な物なんですね」
何となく気まずい雰囲気を察したノアが、咄嗟に話を逸らす。
ヒューゴに呆れていた博士は、彼から視線を外し、いつもの笑顔をノアに向けた。
「そうなのだよ。
これは、シリウスA鉱石といって、地球外から持ち込まれたものだ」
「ち、地球外の鉱石ですか!?」
更に目を輝かせて、鉱石を凝視するノア。
「あぁ。それ故、滅多に手に入らなくてな。
これは、私とヒューゴ君が所属する極秘研究機関―
裏研究所の、数少ない貴重なサンプルなのだよ」
「裏研究所………それも初耳です」
驚きっぱなしの製作所の三人に、博士は少し申し訳なさそうに笑いかけ、鉱石を見つめた。
「この鉱石は、いずれノアたちを裏研究所に呼んで見せる予定だったのだ」
と、それを聞いたヒューゴの顔が、パッと明るくなった。
「あ、じゃあ手間が省けて良かったっスね」
「…………(^-^;」
ヒューゴの激ポジティブ具合に、さすがの博士もタジタジだ。
「せっかくだから、ノアさんにあげちゃったら良くないスか?」
「良くない!!」
「え~、教授のケチ~っ」
「ケチとかそういう問題では無いっ!!」
二人のおかしなやりとりに、笑いをこらえるのに必死な製作所の三人であった。
...................................................................................
■サイズ■
[ガラス瓶(※上下の金具を含む)]/縦 4.3㎝・直径 約1.7㎝
[チェーンの長さ]/70㎝
・70~50㎝の間でお好きな長さに変更可能です。
変更をご希望の場合、備考欄に「チェーン○○㎝」とご記入下さい。
・チェーンをスエード紐(カラー/ブラック、ダークブラウンのいずれか)に変更可能です。
その場合も、備考欄にご希望の長さ・カラーをご記入下さい。
(備考欄へのご記入例/「スエード紐70㎝(ブラック)」)
※長さが70㎝の場合は、長さ調節が可能なメタルビーズ(メタルビーズを無しにすることもできます)、40~60㎝の場合の金具は引き輪になります。(写真をご参照下さい)
..................................................................................
【※注意点等※】
・ガラス瓶ですので、強い力が加わったり落とされると破損する恐れがございます。
ご注意下さい。
・ご不明な点等ございましたら、どうぞお気軽にご連絡下さい。
・こちらの作品は、ご注文後5日以内に発送予定です。