ステラブルーム

ステラブルーム
¥4,960 ($31.98) SOLD OUT
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瑞々しい花達が咲く、白夢製作所の庭。

空気の澄んだ夜空には、たくさんの星が耀いている。 
 
 
 
今日はここで、夜のティーパーティーが開かれる。 
 
 
 
 
 
 
 
 
イーユン「─で、何であなた達もいるんですか」
 
 

 
パーティーの主催者、イーユンが冷たい視線を送るのは、アーネスト博士とロカ。
 
 
 
 
 
 
博士「招いてくれてありがとう!
いやぁ、夜にティーパーティーとは、一体何だろうかと気になってな(о´∀`о)」
 
 
 
彼の冷たい視線などもろともせず、ヘラリと笑いイーユンをハグしようとする博士。
 
しかし彼はそれをヒラリとかわす。
 
 
 
 
 
イーユン「招いてませんし、野郎のハグなんていりません。
女性か所長なら大歓迎ですが」
 
 
ロカ「…………」 
 
  
 
 
 
無言のロカは、イーユンを見てかなり面倒くさそうな顔をしている。
 
 


博士は、ハグをかわされた事は全く気にしていない様子で、目をキラキラさせてイーユンに迫る。
 

 
博士「それで、今日は一体何があるのかね!!」

イーユン「落ち着いて下さい」
 
 
 
 
距離が近い博士の顔を手で押し退けた彼は、手元のコロンとした形の瓶から、あるものを取り出し─
 
手のひらに乗せて、所長に差し出した。
 
 
 
 

それをそっと受け取り、テーブル上のランタンの光に透かして観察するノア。
 
 
半透明でトゲトゲした青色のそれは、よく見ると、内部が所々青く耀く。 
 
 
 
 
 

ノア「これは……こんぺいとう……?」
 
イーユン「そう見えますよね」
 
 
 
 

ノアからそれを返してもらったイーユンは、ふふっと笑みを漏らしながら、おもむろにハーブティーの抽出の準備をする。
 
 
 
 
 
 
 
イーユン「見ていて下さい」
 
 
 
 
 
お湯の入ったガラスポットに、青色のそれを静かに落とす。
 
 
 
すると─
 
 
 
それは溶けて無くなり、湯色が鮮やかなライトブルーに変わった。
 
同時に、金色の煌めきが、ガラスポットの中に広がる。


まるで、無数の星がキラキラと瞬いているようだ。
 
 
 
 
 
 
「「うわぁ………!」」
 
 
 
 
その美しさに、思わず感嘆の声を同時に上げる3人。
 
皆の反応に、イーユンは満足げだ。 
 
 
 
 
 
 

イーユン「妖精界の花─
【ステラブルーム】といいます。 
 
この花は、形もさることながら、咲き方も変わっていましてね。
茎や葉が全く無く、この結晶のような硬い花が、地面から直接生えるんですよ。
 
星が地面から咲いているようにも見えるので、この名が付いたんでしょう」
 
 
 
 
 
それを聞いたアーネスト博士が目を丸くして、『あーっ!!』と声を上げた。 
 
 

 
自身の大きな耳をふさいだイーユンが、しかめっ面で博士を睨む。
 
 
 
 
イーユン「………何なんですか」  
 
博士「そうか、それだったのか!!
私がずっと前に歩いていて踏んだのは!

粉々に砕けたから、一体何なのか分からなかったのだよ」
 

イーユン「……………」 

 
 
 
イーユンは呆れた様子でため息をつき─
話を続けた。
 
 
 

   
イーユン「先程ご覧になった通り─
この花は、濡れると溶けてしまいます。

つまり、雨が降れば……人知れず消えて無くなる、という事です。
 
その上、何年かに一度しか咲かない為、幻の花と呼ばれている………

僕の秘蔵品です」
 


 
 
そうして抽出したフラワーティーを、彼は丁寧にカップに注ぐ。
 
 
 
星空のような煌めきは、カップの中で渦を巻き─
まるで銀河のようだ。
 

 
 
 
 
 
 

 
しばらく見とれていたノアが、イーユンに視線を向け、優しく微笑んだ。
 
 
 
 
 
ノア「こんな貴重なもの……
本当にありがとう、イーユン」
 
イーユン「所長に喜んでもらえたなら、秘蔵品を出した甲斐があります」
 

 
優雅な所作で一礼し、ノアに微笑むイーユン。  
 

 

珍しい物が見られた博士も、満面の笑みだ。

 

博士「いいものを見せてもらった(^^)
ありがとう!」
 
 
 
 
イーユンは、ノアの時とは別人のような真顔で、はしゃぐ博士を横目で見やる。
   
 
 
 
イーユン「これは所長にお見せする為に出したのであって、あなた達はただのついでです」
 
博士「まぁそう照れるな!」
 
 
 
わははと笑う博士は、大きな手でイーユンの頭を豪快に撫で回す。
 
 
 
 
イーユン「ちょ、やめて下さいっ!
僕は子供じゃないんですよ!?」
 
 
 
プンスカ怒る彼の髪は、見た事もない程グシャグシャだ。 
 
 
 
 

そんな騒ぐ二人をよそに─
 
ノアとロカは、ティーカップの中の星空と、頭上の星空とを見比べながら、その優しい耀きを楽しんでいたのだった。

 
 
 

 
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■サイズ■

[ガラス瓶(蓋を含む)]/縦5.6㎝・直径5㎝

・ライトブルーの内部に、青い耀きとブラスゴールドの内包物が見られます。

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【※注意点等※】

・当製作所のレジン作品は、末永くお楽しみ頂けるよう、黄変(経年劣化による黄ばみ)が無い【星の雫レジン】を使用しております。

・ガラス瓶ですので、落とされたり強い力が加わると破損する恐れがございます。
ご注意下さい。

・ステラブルーム本体底面は、ガラス用の強力な二液性接着剤で接着しております。
また、ガラス瓶の蓋も同様に接着しております。

・発送時は、丈夫な箱に入れ緩衝材を詰めますので、破損の心配は無いかと思いますが、ご不安な場合、レターパックプラスではなくゆうパックでの配送をご選択下さい。

・ご不明な点等ございましたら、どうぞお気軽にご連絡下さい。

・こちらの作品は、ご注文後5日以内に発送予定です。
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